順・綾那

 いつもは気の済むまで悪態をつくハズの彼女が、珍しく押し黙った。
 黙って、俯いて、それから。

 小さく、注意して見ないとわからないくらい小刻みに肩を震わせる。

 ―――――泣かせてしまった?
 けど、どうして・・・?
 ぶつけた言葉を端から反芻しても、泣かしてしまうような事は言っていないと確認出来る。
 ・・・じゃあ、何が・・・?

 無言で責められているように感じて、俯いた彼女に手を伸ばして抱き寄せる。

「・・・ごめん」
―――――違う」
「え・・・?」

 思っていたものとは違う方向からの言葉に、一瞬戸惑った。

「・・・・・・・・・お前は、悪くない」
「綾那?」
―――――悪いのは、私だ」

 喉の奥から搾り出すようにして吐き出すと、グッと強く抱き締められる。


 それが何をさしているのかは痛いほどわかっている。
 不器用で、けれど純粋だからこそ、あたしにはそれがとても愛おしく感じられて。
 だから、そんな彼女が好きだと胸を張って言える。

 ・・・言えるのに。

 あたしには、彼女の奥に潜む不安や悲しみに触れる事すら叶わない。
 こうして触れ合っていても、温もりを感じていても。
 彼女に、近づけない。


「・・・・・・っ」

 すぐ耳元で、嗚咽を堪えるような息を呑む声が聞こえた。
 それを取り繕うように、また少し強く抱かれる。
 背に回された手は、最初に見たのと同様に、震えていた。


 ・・・・・・・・・泣きたいのは、あたしも一緒だった。
即興で超ネガティブな文章付けてみたよ☆


orz


きっと本当の展開的にはこうではなくて、昔の女(ゆかりさん)を忘れられないヘタレた綾那に嫉妬するじゅんじゅんの図!みたいな!(そっちの方がどうかと思うぞ)